心を守りチーム力を高める EQリーダーシップ [ 近藤弥生子 ]
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今回の記事とは直結はしませんが、「自分を曲げず、人ともうまくやっていく」(←本書の引用)その一例を台湾の事例で教えてくれます。
現在、台湾にはまっている私が、著者の近藤弥生子さんの本を読み、多様性について改めて考える切っ掛けを与えてくれました。
保健師の視点でみても学びの多い書籍だとおもいます。
是非読んでみてくださいね。
こんにちは。
今回は、保健師として使うべきではない2つの言葉についてお話しします。
このテーマは、保健師だけでなく、多くの人に共通する内容でもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
(記事を読むメリット)
-思考停止を防ぎ、問題解決力が向上する
-自分自身を俯瞰し、成長するきっかけを得られる。
連続して言ってはいけない2つの言葉
なぜ言葉が重要なのか?
言葉は単なる表現手段ではなく、私たちの思考や行動に影響を与えるものです。
特に保健師として人と関わる中で、自分が発する言葉が相手や自分自身にどのような影響を与えるかを意識することが大切です。
保健師のあなたは以下の言葉を癖のように連続3回以上、他の方に向かって言っていませんか?
言ってはいけない言葉1:「忙しい」
「忙しい」を繰り返すことで起きる問題
「忙しい」という言葉は便利な言葉ですが、頻繁に使うことで以下のような問題を引き起こします。
1. 思考停止に陥る: 「忙しい」を繰り返すと、思考が停止し、問題解決への意識が低下します。周囲からの助言を遮断する原因にもなります。
2. 周囲との信頼関係の低下: 「忙しい」を口癖にしていると、周囲が助け舟を出そうとしても、それを受け入れない態度と見なされます。その結果、成長の機会を自ら閉ざしてしまうのです。
3. 自分の成長を阻む: 忙しさを理由に問題に向き合わないことで、保健師としてのスキルアップのチャンスを逃してしまいます。
改善策:「忙しい」の代わりに状況を具体的に伝える
例:「今は〇〇の対応に追われていますが、△△が終われば落ち着きます」
例:「忙しい理由は〇〇で、あと1週間ほどで解消できる見込みです」
こうした具体的な言葉に変えることで、周囲も状況を理解し、助言やサポートをしやすくなります。これにより、自分自身も思考停止を防ぐことができます。
言ってはいけない言葉2:「ごめんなさい」
なにかあると直ぐ、「ごめんなさい」「すいません」を連続3回以上、、多用している人は要注意です。
「ごめんなさい」を繰り返すことで起きる問題
謝罪の言葉である「ごめんなさい」ですが、口癖のように過度に使うと以下のような弊害があります。
1. 周囲から軽視される: 謝罪を繰り返すと、無意識のうちに周囲が「この人は下位にいる」と見なすようになります。それが結果的に意見を軽視される要因になります。
2. 相手にマウントを取られる: 「ごめんなさい」が口癖になると、相手が無意識に優位に立とうとする行動を引き起こします。あなたが気付かないうちに、モラハラを相手が起こす切っ掛けをあなた自身が作り出します。DV加害者になりうる人の心理を刺激します。
3. 自分の評価が下がる: 必要以上に謝罪することで、自分の立場や意見の重要性を自ら低下させる結果になります。
改善策:謝罪の言葉は、連続して使わない事。
「ごめんなさい」は1回にする等、口癖をとにかく直しましょう。
アセスメントして意識的に「ごめんなさい」を使うのであれば良いです。
「ごめんなさい」を無目的に使わないようにしてください。
言葉の使いかた、態度は仕事だけでなく援助対象者の家族内問題において意識すべき重要な援助技術の一つです。
意識的に勉強が必要です。
言葉が自分や相手を縛ることもある
保健師として援助対象者と接していると、「特定の言葉がその人の行動や考えを縛っている」と感じる場面があるかもしれません。
それは自分自身にも当てはまります。特定の言葉に縛られていると、知らず知らずのうちに思考や行動が制限されてしまうのです。
言葉を変えることで自分も変わる
たとえば、私自身もかつて「どうせ何なんだから」という口癖を持っていました。この言葉をやめたことで、より自分を俯瞰し、考え方や行動に変化が生まれたと実感しています。
また最近私は、「疲れた」という言葉を極力使わないようにしています。
パートナーから口癖になっていると指摘されました。
そのため代わりに「今日は眠いな」「少し体がだるい」といった具体的な表現に変えることで、自分だけでなく、周囲への影響も軽減できました。
自分が「疲れた」を具体的な内容に置き換えたので、自分の状態がさらに以前よりも把握しやすくなりました。
感情表現を具体的な内容とワンセットに変更するだけで、自分の行動や気持ちが少し把握されやすくなります。
これは援助対象者の状況にあわせた助言に使えます。
まとめ:保健師として自分の言葉を見直す
今回ご紹介した「忙しい」と「ごめんなさい」という言葉は、一見無害に思えますが、実は職業人生に大きな影響を及ぼす可能性があります。
忙しい:状況を具体的に伝えることで、思考停止を防ぎ、周囲との連携を高める
ごめんなさい:謝罪回数を減らすだけで、軽視されるリスクを減らす
自分が日常的に使う言葉を見直し、自分を俯瞰してみることで、保健師としてのスキルや信頼性を高めていきましょう。
言葉の縛りを解き、自分を成長させる一歩をぜひ踏み出してみてください!
(ネコケン)
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