nekoken2022’s diary

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「サイコパスに学ぶ成功法則 あなたの内なるサイコパスを目覚めさせる方法 」を読んで(書評) 保健師看護師福祉職に効く書籍(一般の方にも楽しく読めるおすすめ本)

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1. 一般の人には
-良いサイコパスには成功する人達と共通の思考様式があり、それは一般の人達も良いサイコパスの思考様式を利用する事で生きやすくなる事がわかります。
2. 保健師には
-対人援助職や自身のメンタルヘルスを管理する為に知っておくと良い一冊です。

 サイコパスの特性を活かして最高のパフォーマンスを発揮する方法

 

書籍名:サイコパスに学ぶ成功法則 あなたの内なるサイコパスを目覚めさせる方法」

 

発売日:   2016年7月22日
著者: ケヴィン・ダットン、アンディ・マクナブ
出版社:竹書房

 

今回は「サイコパスに学ぶ成功方式」という書籍を紹介します。

 

サイコパスの特性とは?

サイコパスは、心理学の中で特定の人格特性を持った人々を指す言葉として使われています。主な特性としては以下のようなものがあります。

 

1. 冷酷さ- 感情に左右されず、冷静に判断できる能力。

2. 恐怖心の欠如- 極度のプレッシャー下でも恐怖を感じない精神的強さ。

3. 自己中心性- 自分の利益や目標に対して強い集中力を持つ。

4. 集中力の高さ- 複雑な問題にも没頭しやすく、持続的に集中できる。

5. 重圧下での冷静さ - ストレスの多い状況でも冷静に対処できる力。

6. 精神的な強さ - 困難な状況でも折れずに前進できる力。

7. 魅力・カリスマ性 - 他者を魅了し、人を引きつける能力。

8. 共感の低さ - 感情的に他者に巻き込まれず、合理的に物事を進められる。

9. 良心の欠如- 判断に感情が影響しないため、合理的で効率的な決断ができる。

 

これらの特性は一見ネガティブに見えるかもしれませんが、実際には適切な状況でこれらをうまく活用することで、ビジネスや人間関係において非常に有利になることがあります。

サイコパスの特性を活かす方法

では、どうすればこうした特性を日常生活や仕事で活かせるのでしょうか?この書籍では、サイコパス的な特性を「人格というミキシングコンソール」のように捉え、それぞれの要素を自分の状況に合わせて調整する方法が紹介されています。

 

まるで音響ミキサーで音を調整するかのように、冷酷さや集中力、カリスマ性などの「サイコパス的特性」を場面に応じて強めたり、控えめにしたりすることで、どのように日常生活のパフォーマンスを高められるのかが具体的に説明されています。

 

皆さんも、先ほど挙げた項目の中に自分に当てはまるものがあると思います。実際、この書籍では、「良いサイコパス」とは、現在の状況を正確に把握し、自分の行動が将来プラスになるかマイナスになるかをきちんと計算できる人たちです。つまり、プラスになるなら、ちゃんと強調して良いの人達として受け入れている事の方が多いでしょう。

 

この点を踏まえると、私たち自身にサイコパス的な要素がある場合、それを強化したり、あるいは緩めたりすることは、訓練によって可能になると考えられます。

 

私自身も、つい周りが自分に対して悪い評価をしているのではないかと考えてしまうことがありますが、この書籍を読んで「共感の低さ」というサイコパス的な要素を利用し、現在に集中することを学びました。その結果、今の自分と他者の評価は全く関係がないと分離して考えることができるようになりました。

まとめ

サイコパスの特性は、決して恐れるべきものではなく、使い方次第で大きな武器となります。この書籍は、サイコパス的な特性をうまく調整し、活用することで、より高いパフォーマンスを発揮できることを教えてくれる一冊です。すでに持っている性格の要素をうまく活かし、現代社会での成功に繋げたい方には、ぜひ手に取っていただきたい内容です。

 

ぜひ、この本を読んで、自分の中に眠る「サイコパス的特性」を上手に引き出し、より良い人生を歩んでみてはいかがでしょうか?

保健師視点では?

保健師にとってこの本が参考になる理由は、以下の点にあります。

この書籍では、サイコパスの特性がネガティブに捉えられがちですが、実は「良いサイコパス」として、その特性を適切に使うことで案外、個別援助に利用できると思いました。

 

サイコパスの特性を活かす援助

保健師として、対象者の悩みや課題に対して効果的な支援を行うために、「良いサイコパス」の特性を理解することが役立ちます。

 

例えば、対象者の問題をアセスメントする際に、援助対象者が冷静な判断力や集中力を欠いているか、あるいは特定のことに必要以上に固執していないかを見極めるための判断材料となります。

また、対象者の状況に応じて、恐怖心や不安に囚われず、ストレスに強くなるための手段として、サイコパス的な要素を活用し、相手に合わせた形で助言を行うことも可能です。

 

保健師自身のメンタルヘルス維持に役立つ「良いサイコパス思考」

保健師の仕事は心身ともに負担が大きく、メンタルヘルスケアが重要です。この書籍では、良いサイコパス的な思考方法が、マインドフルネスと共通する点が多いことが指摘されています。マインドフルネスが「今この瞬間に集中する」ことを強調するのに対して、良いサイコパスは「報酬や成果に対する集中力」を強調します。

 


この考え方を保健師自身のメンタルヘルスケアに応用することで、過度なプレッシャーやストレスから解放されるだけでなく、仕事の効率を高めることができます。欲しい結果を意識しつつも、過集中を避け、適度なバランスを保つことがポイントです。

書籍のおすすめポイント

今回紹介した書籍には、サイコパスの特性を仕事に活かす具体的なヒントが多く含まれています。保健師として対象者に助言する際の参考となる知識や、日々の業務で役立つメンタルヘルスケアの方法が散見されます。保健師としてより高いレベルでのサポートを行いたい方、自身のメンタルヘルスケアに役立つ情報を探している方に、ぜひこの書籍を手に取ってみることをおすすめします。

 

ーネコケンー

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