保健師が読むメリットは
-生成AIを利用した支援の仕方のヒントがあります。
保健師活動の中で感じる生成AI活用の現状
日々の保健師活動を通して感じるのですが、最近、境界知能の方々の中に生成AIを活用するケースが見受けられます。
ただ、実際の利用状況を見ると、本人が本来求める答えを得るために、AIに一方的に答えさせるような使い方になっている印象です。
本来であれば、双方向のコミュニケーションを通じて理解を深めるべきところ、単に自分の質問を変えながら、望む答えを導き出すだけの利用法に留まっているケースが多いように思います。

生成AIの活用によるメリット
一方で、生成AIを上手に活用することで、境界知能の方々にも大きなメリットがもたらされる可能性があります。
ただ、地区活動に従事する保健師の中には、実際に自分で使っていないため、効果的な使い方やそのメリットを十分に伝えられていない方も少なくない印象です。
今後、10年以内に生成AIの活用法に関する研修や助言の機会が増えることが期待されます。
そこで今回は、発達障害や境界知能の方々が生成AIを活用することで得られるメリットについて、改めて考えてみました。
生成AIは、将来的にはまるで「ドラえもん」のような存在となり、さまざまな支援の可能性を広げてくれるでしょう。
現時点では、援助対象者がどのように生成AIを使いこなしているか、我々保健師も注視していく必要があります。

生成AIがもたらす支援の可能性
1. コミュニケーション支援
対話の補助
対話形式で質問に答えたり、会話の練習相手として利用することで、コミュニケーション能力や社交スキルの向上に寄与します。
生成AIは、何度聞いても怒らない、気長に相手をしてくれるため、本人が伝えたい内容を整理したり、自分の気持ちに気づきやすくするのに役立ちます。
言語の調整
難解な表現や専門用語を噛み砕き、シンプルな言葉に置き換えることで、情報の理解をサポートします。例えば、私もよくやりますが、「小学生4年生でもわかるように説明して」等わかりやすく言葉を砕いてもらうなどすると理解しやすくなります。
2. 学習・教育支援
個別学習プランの作成
利用者の理解度や興味に合わせた教材の提供や、学習内容のカスタマイズが可能です。
問題解決のアシスト
宿題や課題に対するヒント、解説、例題の生成を通じて、学習のサポートが行えます。
類題を沢山作成させる事でより理解しやすくする事も可能です。
3. 生活の自立支援
もうじきAIのアシストにより、現在の通知設定をよりやりやすくするようなスケジュール管理・リマインダー等、日常生活のルーチン管理ができるようになります。その結果、タスクのリマインドを通じ、時間管理や自律的な行動を促進します。
意思決定の補助
シンプルな選択肢やシナリオの提示により、意思決定をサポートし、自己肯定感や自立性の向上が期待されます。
4. 情緒・ストレスマネジメント
基本的に生成AIは、優しい対応と労いをしてくれます。その事で癒される方もいます。
リラクゼーションの提案
瞑想、呼吸法、簡単なストレス解消法などを対話形式で提案することで、情緒の安定を支援します。
感情表現の支援
利用者が自分の感情や体験を言語化する際のサポート、気持ちを受け止め、良い行動を褒める等を通して、自己理解や情緒のコントロールに寄与します。
生成AI活用の際の注意点
生成AIを活用する際は、利用者一人ひとりの状況やニーズに応じた安全な環境づくりが大変重要です。
援助対象者が安全に利用しているかどうかの気づきが必要です。
生成AIはあくまで補助ツールとして位置づけ、専門家や支援者の判断と併用することで、より効果的な支援が可能になると考えています。
今後、生成AIとの付き合い方やその活用法についても、研修などでの議題が増えることが予想されます。

まとめ
保健師として、日々の活動の中で新たな技術やツールがもたらす可能性に目を向けることは大切です。
生成AIは、適切に活用すれば、境界知能や発達障害を持つ方々の支援において、コミュニケーション、学習、生活自立、情緒の安定など多方面で大きな力となるでしょう。
これからも、私たち保健師自身が生成AIを理解し、効果的な活用法を学んでいくことが求められる時代になってきています。研修等あれば積極的に参加し、ご自身も利用してみることで助言のイメージがつくはずです。
以上、保健師活動の現場から感じた生成AIの可能性とその活用法についての考察でした。今後も引き続き、最新の技術やツールの情報に注目しながら、皆さんと情報共有していきたいと思います。
(ネコケン)
以下の書籍もよろしく!!
ーネコケンー
こちらもよろしく↓↓