こんにちは、ねこけんです。
いきなりですが、大切なことをお伝えします。
「タスク管理ができない保健師は、確実に消耗します。」
これは脅しではありません。
新人であっても、ベテランであっても同じです。
保健師の仕事は、あなたの想像以上に「脳」を酷使するハードな環境だからです。
今回は、あなたが現場で潰れないために、
そして「いつもニコニコして仕事してますよね」と言われるような余裕を持つために、絶対に知っておくべき究極のタスク管理術をお話しします。

なぜ、保健師の仕事は「覚えきれない」のか?
職場に配属されて3ヶ月も経てば、怒涛の仕事量があなたを襲います。
特に経験者として入職した方は、さらに早い段階で大量のタスクを任されるでしょう。
「何をやっていたか思い出せない」
「タスクが多すぎて、もう辞めたい」
そう思うのは、あなたの能力が低いからではありません。
保健師の仕事特有の「分断」が原因です。
- 集中している時に限って電話が鳴る
- 突然、緊急の相談が入る
- 優先順位が外部要因でコロコロ変わる
こうした環境で、普通の人間が「記憶」だけで仕事を回すのは、物理的に不可能なのです。
知っておくべき脳の罠:「注意の残留」
ここで一つ、重要なキーワードを覚えてください。
ソフィー・ルロイ博士が提唱した、「注意の残留(Attention Residue)」という理論です。
これは一言で言うと、
「前の作業や嫌な出来事が、今の作業中も脳のメモリを占有し続ける現象」
のこと。
相談電話で仕事が中断された時、あなたの脳には「さっきまでやっていた仕事」の欠片が残り続けます。
これが脳のワーキングメモリ(作業台)をジワジワと占領し、新しい仕事のパフォーマンスを劇的に下げてしまうのです。
人間が一度に扱えるメモリは、たったの4〜7つ。
「やりかけ」を放置するだけで、あなたの脳のパワーは半分以下になってしまいます。
解決策はシンプル。すべてを「脳の外」に出す
脳のメモリを解放するためにやるべきことは、たった一つです。
👉「すべてをデジタルに書き出す」
アナログの手帳も悪くありません。
しかし、大量のタスクが降り注ぐ現場では、アナログはすぐに限界が来ます。
ページは埋まり、検索もできず、結局「何がどこにあるか」を思い出すためにまた脳の
メモリを使ってしまうからです。
今の時代、できる限りデジタルシフトしましょう。
- その日のタスクをすべて書き出す。
- 中断する時は「どこまでやったか」だけメモする。
- 終わったら「完了」として脳から消去する。
これだけで、脳の「オープンループ(やりかけ状態)」が閉じ、メモリが劇的に軽くなります。
魔法の言葉「一旦終了!」
私が現役の頃、後輩から「ねこけんさんはいつもニコニコしていますね」と言われていました。
実は、特別な才能があったわけではありません。
一つの作業を終えるたび、あるいは中断せざるを得ない時、私は心の中で(あるいはメモに)こう刻んでいました。
「一旦終了!」
次にやるべきことを一言添えて、脳のスイッチを強制的にオフにするのです。
これだけで、次の相談者が目の前に来た時、100%の力で向き合うことができます。
今日からできるワンアクション
まずは、A4のノートでも、職場のWordファイルでも構いません。
「今、頭の中にある気がかり」をすべて書き出してみてください。
これだけで、驚くほど心が軽くなるはずです。
慣れてきたら、ToDoリストなどのツールを使い、検索可能な「第2の脳」を作っていきましょう。
タスク管理は、単なる効率化ではありません。
あなたの「メンタルヘルス」を守るための、最強の防衛策なのです。
自分を追い込まず、道具を使い倒して、ほどよくご機謙に働いていきましょう。
ネコケンでした。
🐾
現在は、noteでも執筆しています。50代60代向けの記事ですが、保健師視点が随所にはいっているので読んでいただくと参考になるはずです。
こちら僕の保健師の未来を描いた予言の書になっています。多分あたります。
こちらは保健師に足りないケースワーク力でなく自分ワーク力について書いています。