のら保健師の独り言

常勤行政保健師歴28年の経験をもとに、行政保健師向けに役立つ情報を提供するブログです。特に新人~中堅まで気づきにくいけど知っておきたい周辺情報を積極的に発信しています。ぜひご覧ください!

保健師学生・新人保健師必見! AIを使う保健師と使わない保健師で“確実に差がつく”理由

 

 

こんにちは、のら保健師のネコケンです。

以前から


「記録が終わらない」「相談が多くて整理が追いつかない」
そんな声を本当によく聞きます。

 

結論から言うと──

その悩みは “AIを使うかどうか” で、数年後に大きな差になります。

そして今回もう一度こうして“AIの話”を書いているのには理由があります。

 

🔵【なぜ、またAIの記事? → 理由はただひとつ】

AIが“別の段階”に進化した瞬間を目の当たりにしたからです。

これまでは
「ひとつ質問すればひとつ答えが返るAI」
でした。

 

ところが、ここ数ヶ月で
AIが複数のタスクをつなげて自動で動く“連続処理”を普通にこなすようになった。

まるで“もうひとりの職員が横で動き続けてくれる”ような感覚。

 

長く行政で働いてきた私でも、
「これは働き方そのものが変わる」とハッとしました。

 

だからこそ今、
学生さん・新人さんに“このタイミングの変化”を知ってほしい。
その思いでこの記事を書いています。

 


1. 【ルーティン業務×AI】

保健師の“事務の重さ”はAIで確実に軽くなる

GoogleやMicrosoftなどのAIは、
文書作成・記録の整理・要点抽出を自動化できる時代に入りました。

そして最近の進化は特に大きい。

AIが「単発の回答」から「連続タスクの処理」へ進化している。
この変化が、行政の事務作業に直接影響します。

 

自治体システムにも、今後こうしたAI機能が次々と組み込まれていきます。

AIが得意なのは、保健師が毎日抱える“定型作業”。

  • 記録の草稿チェック
  • 抜けているアセスメントの指摘
  • 意味が曖昧な文章の修正
  • 個別支援計画の整理
  • 相談内容の分類
  • ケース経過の要点抽出
  • 報告書サマリーの生成

これらは、人間が手でやる必要がない部分です。

AIが下地をつくり、保健師が判断する。


この形がスタンダードになります。


2. 【忙しい人ほどAIを使うべき理由】

「時間がないから使えない」は逆。
AIは“時間を取り戻す技術”です。

「訪問が多くて記録が追いつきません」
「残業になるのがつらいです」

保健師に多い悩みです。

 

でもこれは、
“全部自分でやろうとする前提” だから起きています。

たとえば…

  • チラシの文章案 → AIで10分
  • 記録整理 → AIがカテゴリ分け
  • 個別支援計画案 → AIがたたき台を生成
  • 家庭訪問の振り返り → AIが要点を抽出

これだけでも、時間の余白が生まれます。

 

浮いた時間は、

  • ケースワーク
  • 家庭訪問
  • 住民支援
  • 職場内の調整
  • 自己研鑽

に回せる。

つまり、
AIは「あなたの時間を増やすツール」。


3. 【プロンプトは難しくない】

AIは“上手に聞く必要”がありません。
シンプルでいいんです。

 

よく聞かれるのが、

「プロンプトが難しそうで心配です…」

でも、最初から完璧な質問をつくる必要はありません。

まずはこんな感じでOK。

「健康相談で困ったケースがあって…」
「どんな記録にすればいいですか?」

これだけでAIは答えてくれます。

さらに、

「今の回答をもらうには、どんな聞き方がよかった?」

と尋ねると、AIがあなたの聞き方を整えてくれます。

 

触れる → 少し慣れる → 仕事に組み込む
この順番で十分です。


4. 【AI時代の保健師に必要な力】

“境界をまたぐ力”が、大きな差になる

AIが進化するほど、
保健師が担当するのは 人間にしかできない領域 へシフトしていきます。

特に大切なのは次の3つ。


◆① 人の“揺れ”を感じ取る力

AIが情報整理を補助してくれる分、
あなたは人間の微妙な変化に気づく余裕が生まれます。

  • 係の空気
  • 同僚の疲れ
  • チームの負荷
  • トラブルの予兆

こうした“場の揺らぎ”を感じ取る力は、AIにはありません。


◆② マニュアル改善能力

AIにマニュアルを読ませると、

  • 曖昧な箇所
  • 抜けている視点
  • 矛盾

が次々と見えてきます。

結果、
マニュアルは勝手に育ち、あなたの頭の中も整理される。

新人教育にも役立つスキルです。


◆③ “デジタル×アナログ”の両輪が回せる保健師は強い

行政現場は、今後ますます

  • 住民支援:アナログ
  • 事務効率化:デジタル

の構造が進みます。

「私はアナログ派で…」と避けるほど、
仕事が重く、遅く、つらくなる。

逆に、

デジタルで整える → アナログで寄り添う

この循環をつくれる保健師は、どの自治体でも高く評価されます。


5. 【まとめ】

AIは仕事を奪うのではなく、
“あなたの専門性を深める武器”になる

  • 定型業務はAIに任せて時短
  • 浮いた時間は「人に寄り添う時間」へ
  • AIとの対話が思考整理になる
  • マニュアル改善・連携強化にも役立つ
  • “デジタル×アナログ”の両立ができる保健師が強い

AI活用は、ITが得意かどうかとは関係ありません。


未来の保健師のスタンダードです。

 

今日から少しだけ触れてみれば、
あなたの仕事の風景は静かに変わり始めます。


💬【最後に】

「私はこんな場面でAIを使いたい」
「ここが不安」「すでにこう使っている」
そんな声もぜひコメントで教えてください。

学生さん・新人さん同士の学び合いにつながるはずです。

(ネコケン)


 

 

こちら僕の保健師の未来を描いた予言の書になっています。多分あたります。

nekoken2022.hatenablog.com

こちらは保健師に足りないケースワーク力でなく自分ワーク力について書いています。

nekoken2022.hatenablog.com