「カルチャー」を経営のど真ん中に据える  遠藤 功著を読んでの書評です😊

 

書籍の紹介になります


最近、東京都のDX 研修の講師として紹介された遠藤 功著
「カルチャー」を経営のど真ん中に据える
東洋経済新報社

を図書館で借りて読みました。

 

この本は”組織が活力とスピード感と責任をもって事業を継続できるようになるにはどうしたらよいか”って事をわかりやすく教えてくれます。どちらかといえば管理職と中間管理職側がしっかり読み込むべき本ですね。

ただ、過去何十年と組織に属して仕事をしていた僕にとっては、組織論ってやっぱり面白いものでした。特に辞める数年前からの組織全体がひどい状況になりつつあったのでね。

一番納得したのは、下記のような状況分析の視点。

”中間管理職が、その上の管理職の要求に答えるため忙殺され下部組織の管理と組織間の調整ができなくなり次第に組織全体が荒廃したり、新しい事にチャレンジしなくなったり、あるいは、チャレンジしても関係者の調整が疎かになるため失敗するという事”を明確に教えてくれました。また、割と組織にお金あると安易に外注したりして組織の質が下がり競争力が結果的に落ちていく。そんな企業の様子も実例で教えてくれます。

このあたり僕の前職の中間管理職が忙殺され機能不全に陥っていたのとかなり重なりました。

それを避けるため企業の改革を企業文化と企業風土にわけて論じて企業再生の道を教えてくれます。あわせてデジタルに対応した組織作りのヒントも示してくれました。

大変おもしろく、平社員の人は今のうちにデジタルに慣れ、人脈も内外に作りつつ見識を広めるべきかなと思いました。

結局、上昇志向で管理職を目指していくような組織人はやはり読んでおくべき一冊かなと思います。

あとは、世の中の今後の変遷を予測するには実用書は適当に読んでおくべく書籍かな。

良ければリンク見てね

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