❣️チャチャっと読後書評❣️ 若者の「生の声」から創る SIBUYA109式Z世代マーケティング 長田麻衣著を読んで

【チャチャっと読後書評】

 

SIBUYA109式Z世代マーケティング

長田麻衣著

プレジデント社

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本書の概略説明によると

成長の壁に突き当たっていた「SHIBUYA109」を、若者の聖地として復活させた気鋭のマーケティング・チームが、この5年間に行った1万人へのインタビューを基に、「一番リアルなZ世代」論を公開。

とあります。

 

僕も仕事で、”若者に対しての知識の普及啓発をしなくてはいけない”ためターゲット層の考え方の違いを知りたいと思い読みました。

 

お仕事で20年近く妊産婦とも接して来ましたが、やっぱり考え方とか10年単位で見ると随分変化したと思ますよね。

横道にそれました…。

本書では、Z 世代をおおむね1996年以降2022年までに生まれた人たち。2023年現在11歳前後から27歳までの男女を指しています。世界的にみると人口の1/3を占めるため、5年後、10年後の消費の中心を担うため様々な業界から注目を集めています。

ここで著者達のチームが渋谷109にくる若者達の声を聞きながら毎日若者に声をかけて生の声をひろった内容をまとめています。

109に来る若者達なので、「結構バイアスがかかってる?」っておもいましたが読んでみると50代の僕でも理解できる点や意外にも安全思考だったりと、50代の僕でも安心できる部分ありました。

 

大きく印象に残った点は、

  1. 失敗したくないので、できるだけ調べて、行動する点。SNSアルゴリズムを熟知し、インフルエンサーの企業案件も嗅ぎ分ける。
  2. ググるのではなくインスタグラムで自分の好きな物の傾向を調べXで好きな情報を深める。You Tubeで更に自分の好きを深めていく。TikTokで、「こんなの好きじゃない」と新しい好きを知る。
  3. リアルとデジタルは分けるものでなく、一緒である。デジタルで知りえた内容はリアルで友人と体験してみる場所の一つとして扱われる。その体験もSNSで発信される。また、SNS複数アカウントを使いわけて、推し用、仲間用、本当の身内用等、発信そのものを使いわける。
  4. 仲間から極端にはみ出した行為は迷惑だからしない、多様性は存在して当然。ヲタ活は、息をするのも当然。

 

あたりかな。

 

僕の友人達の30代前半より下の世代になると趣味は、とても多様で、若者の流行りを知るといっても、それはあるグールプでの流行りであり、同じ世代でも名前も知らないって事も結構あったりするんです。Z世代にはそれが更に進んでいるみたい。

 

こういった世代分析って、将来を予測するのに割と役にたつので同系統の書籍等探して読みたいと思います。

 

僕自身への影響といえば、僕自身の生き方を、素直に”自分の好き”を人に迷惑のかからない程度にやるってことかな。昭和のヲタクは暗いイメージだったけど今や息をするのと同じくらい肯定されてるわけだしね。