❣️【チャチャっと読後書評】❣️「転生したら剣でした」を読んで

 

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この小説は「小説家になろう」で連載されている原文を読みました。書籍版やコミックス版も出版されています(原作小説15巻、コミカライズ13巻、スピンオフコミック6巻、アニメ化してます)が、私は基本的に原文を読むのが好きです。というのも、書籍版では出版社の校正が施され、文体やリズムが少し変わるため、やや違う印象を受けます。

今回読んだのは「転生したら剣でした」(作者:棚架ユウ)という小説で、元人間の主人公が剣に転生するところから物語が始まります。この物語では、転生した際に「戦った魔獣の魔石を吸収し、その魔獣のスキルを使用できる」というチートスキルが付与されます。また、もう一人の主人公の12歳の黒猫族の少女フランが奴隷として捕らわれている中、偶然主人公の剣を手にし、一緒に冒険をすることになります。フランは強くなりたいですが、黒猫族にかけられた神罰のため、一定レベル以上には進化できず、それを打開するために主人公の剣「師匠」と力を合わせて強くなる方法を模索します。物語は、巨大な敵を倒し、この世界がどのように形成されたかも明らかにします。ストーリースタイルは、大体ドラ〇ンボール系の娯楽スタイルとなります。

小説は筋立てがしっかりしており、リズムよく進むため、読むのが止まりません。全1310話の長編で、3月末から読み始めて5月4日に終えました。京都旅行中も慣れた道を行く際にはトークバックでこの小説を聞いていました。私の読書スタイルは「自分の行動変化をもたらす読書」で、小説の出来事を「自分ならどうするか」とシミュレーションしています。この作品は完全な娯楽として楽しんだものの、学ぶべき点も多くありました。

若い人たちライトノベルを読むことで成長していく」と改めて感じます。小説をたくさん読むことは、人生の困難な時にストレスを解消するだけでなく、読者が物語の中で一緒に考えることで現実世界の対処能力も向上する可能性があります。特に、ライトノベルの主人公たちは異なる知識や早期の記憶を持っており、それを活かして具体的な対策を取ります。私は、その努力の過程が好きです。

この小説を読んだ後、習い事での細かい指導が面倒に感じましたが、小説の影響で身体の使い方をより丁寧に考えるようになりました。小説の中で語られたスキルの成長や模索の方法が、私の考え方に影響を与えたようです。(娯楽作品だったのに!)読書は、単なる娯楽を超え、現実を変える力をもたらす力があると実感します。

セカンドシーズンがアニメで開始される予定で、Amazonプライムビデオで視聴可能です。ファーストシーズンも見る予定です。皆さんもぜひ観てみてはどうでしょう。小説も是非、読んでみてくださいね。

 

ーネコケンー