❣️【チャチャっと読後書評】❣️「続ける思考」を読んで




「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる! 続ける思考
発売日:2023年11月25日
著者/編集: 井上 新八
出版社:  ディスカヴァー・トゥエンティワン

書籍を読んだら速やかに、ブログにしたいと思ってます。

今回は、『続ける思考』という書籍を読みました。この本は、20年間もの間、あらゆることを続けることに特化し、続けること自体が趣味と言えるようになった著者によるものです。著者は、日々の活動を習慣化し、多少の柔軟なルールを設けながらも、毎日「続ける」ことを実践しています。例えば、できない日があっても「1分だけでも実行する」や「今日はできないので休むのではなく、今日はつらいから明日休む」といった続けるための工夫も教えてくれます。また、著者は「一見無駄に思えることでも続けることによって、その人にしかない個性が生まれる」と述べ、続けることの意義を伝えています。

正直なところ、著者の行っていることを全部真似するのは無理です。平日は雇われて8時間も仕事をしている身としては、1日1冊の書籍を読むなどできません。しかし、様々な事を読者が続けてみたいと思った時に、「続ける」ための著者なりの方法をたくさん伝えてくれています。読者は「続ける方法」を一部でも活用して自分に合ったところから試してみるとよいでしょう。著者自身もそのように助言しています。

私も年齢を重ねるにつれ、「続けること」の重要性は理解していますが、やはり「こんなことをして意味があるのか?」と思い、続けることをやめてしまうことがしばしばありました。著者も「続けること」をやめてしまう原因の一つに「意味を見つけようとすること」と述べています。むしろ「始めたら、続けることで意味が後からついてくる」とも言います。意味もなく思えることでも続けていれば、それなりに意味のあることに変わることもあります。続けることが自信につながるかもしれませんし、始めてから深めるうちに意味も見つかるでしょう。たしかに人生の中に意味は後からついてくる事も多かったと思います。

この書籍で特に気に入った言葉は、「苦手は好きの入口かもしれない」というものです。これは、興味がないことや嫌な仕事も、やっているうちに好きになることがあるという意味です。私自身、最初は苦手だった仕事も、やってみてから好きになりました。実際にやってみないと「好きか嫌いか」はわからないものです。著者は「続けることで夢中になれることを見つける」とも言っています。私も正直、今、自分が何がしたいのかわからない状態ですが、「続けること」から始めてみる事で、自分にとって価値あるものを見つけられるかもしれません。何もしないで”やりたい事”が見つかることはありません。”やりたい事”を見つけるには、動き続けることや、苦手だと思っていたことを続けることから、実は楽しいことが見つかるかもしれません。

ぜひこの本から「続けるヒント」を得て、実践してみてください。一読をお勧めします。

 

ーネコケンー