二つの表の突合する。(クエリのマージ)
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今回は、二つの表を突合させます。ネコケンとしてはクエリのマージは保健師にとってゲームチェンジャーになりうる技能だと思っています。つまり事業を横断的に評価することができるようになるのです。
例えば「行政の事業を利用した人が別の社会資源を利用しているか突合させたい」と思う人もいますよね。
事実、保健師は事業評価を横断的にしたいと思っています。でも技術がないためできない状態です。(断言していいか?)勉強している人はVlookup関数を利用して突合させる事も可能です。でも、1回の作業に3時間かけ、しばらくして再度試みたら関数が壊れたり(壊されたり)していて、また、同じ事をしなくてはいけません。そしてその人がいなくなったら、誰も直せない使えない状態になります。
クエリを使う事でこのリスクも極めて減ります。(クエリ自体を知る必要はありますが・・・。)
では、今回は、以下の状態を目指します。
①いつも通り表をクエリ化しますので、クエリエディッタを起動させます。ただし、今回は、”閉じて次に読込む”をクリックします。
②次に突合させたいSheet3の表をテーブル化します。クエリエディッタが表示される。
③次にテーブル1をクリック(テーブル3ではない!!)クエリのマージをクリックします。
④マージを行うエディタが起動します。下段は、”テーブル3”を選択します。突合させる”番号”列を選択。”結合の種類”は、”左外部(最初の行すべて、および2番目の行のうち~)”を選択する。
⑤”テーブル3”列の赤で囲った箇所をクリックして番号のチェックを外します。
⑥突合した表が展開します。そうしたら再び”閉じて次に読み込む”をクリックします。
⑦”接続の作成のみ”を選択しOKをクリックします。
こうすると例えば保健指導した対象者と保健指導をしていない対象者が、その後どのような行動をとったか?別の事業と関連づけて評価することができます。今までは多くは、関連性はどうか?といった所が評価できなままであったと思います。もっと酷いのは、単体の統計をだすのが手一杯で、出した数値の評価までできなかった事が多かったはず。
あなた一人だけでなく、周囲の同僚にクエリを覚えてもらいましょう。10時間かかった統計が3時間で終了し、残り7時間でデータ分析できるかもしれませんよ!!