京都での癒しの旅:メンタルヘルスを保つための新しいアプローチ

今回は、京都旅行を通して感じた事を書きます

 

はじめに:京都での一人旅の経験

今回の20日間の京都旅行で、一人での観光を満喫できました。しかし、その中で過去の嫌な記憶が浮かび上がることがあり、少し困りましたが、それに上手く対処する方法も学ぶことができました。普段は仕事で頭がいっぱいで、休日も仕事や日常でやり残したことに気が取られがちです。そのため、観光で仕事や日常から完全に切り離されると、新しい楽しい体験が脳を占めてくれました。ただし、日数が長くなると、観光地も日常化し、普段使っていた脳回路に余裕が生まれます。その余裕が、無意識に40年前や20年前の嫌な記憶や癖を浮かび上がらせ、苦痛を感じることがありました。

 

保健師としての対処法

私は保健師として働いていたので、メンタルヘルスの安定を保つ手段を多く知っています。普段から、人にやり方を勧める前に自分で実践してきました。その中で効果的な方法があります。それは、「考えることを止める」というものです。思考を停止させるのは意外と難しいことですが、通常、5秒も持続しないでしょう。これを何カ月も継続して少しずつ行うことがコツで、しつこくやりすぎるのは逆効果です。

 

脳の活動領域との付き合い方

うまくいけば、思考を停止しても身体は動いていると感じることができます。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という諺は、困難を乗り越えた後に苦労を忘れることを意味します。大きな苦しみを経験した人が援助を受けて落ち着くと、その時のことをすっかり忘れることがあります。これは、パニック時に特定の脳の回路が活発になり、普段は使われていないため、パニックが収まると普段の脳回路が戻り、その間の記憶を忘れるからです。

京都旅行で学んだ新しいアプローチ

旅行中、嫌な記憶や思考の癖が浮かんだ時、花や景色を見て感動した時の映像を思い出し、その後に思考を停止させる練習をしました。これにより、「嫌なこと回路」から離れるのが思ったよりも楽になりました。この方法は、「嫌なこと回路」を一旦鈍らせてから、思考を停止させるというものです。これができると、「嫌なことを考える回路」が不快なものとしてはっきり認識でき、考えないことで安心が得られました。

 結論:旅から得た心の安静

京都旅行では多くのことを楽しんだり考えたりしましたが、自分を再発見できたと思います。旅を通じて得たこの小さな心の安静が、今後の生活にどのように役立つか楽しみです。

 

5月に入り職場は同じですが、職種が変わりました。GW後半の時期ですが、皆さまたのしいGWをおすごしください。上記の方法が少しは参考になればと思います。

 

ーネコケンー