❣️【チャチャっと読後書評】❣️ユーチューバーが消滅する未来 を読んで

「ユーチューバーが消滅する未来 2028年の世界を見抜く」を読んで

 

発売日:2018年11月17日頃
著者/編集:岡田 斗司夫
出版社:PHP研究所

この書籍は2028年までの未来をおおよそ予想している本です。著者の岡田斗司夫さんはYouTubeでも発信しているYouTuberでもあります。ネット情報だと「岡田 斗司夫さんは、日本のプロデューサー、評論家、文筆家、実業家、企画者、講演者」となっていてとても多彩な方ですね。ネコケンはYouTubeでこの方を知りました。今の時代は知る機会が多いので良いですね。

 

今回彼の書籍を手に取ったのは、やはり YouTube を見て興味を持ったからです。

YouTuberのことだけ書かれているわけではなく、世界的な潮流の中で2018年から2028年の10年間、日本社会がどういう風な動きをしていくかを書いています。ネコケンがこのブログを書いている2024年1月現在から見てみると、なかなかいい線いっているのではないかと思います。

 

もちろん2028年までに達成することが難しい内容もあると思いますが、大よその流れというのは、もうすでに決まっているような感じもします。この流れを意識しながら、今の世の中を見ていくと、また面白い生き方もできるのかと思いますが、ただ情報弱者になってしまうと、やはり非常に厳しい世界なんだと思うようになります。

 

というのも我々は、日本国内でなく世界の人々と競争を強いられていくような感じです。この本の中で「現在、我々が生きている時代は戦国時代に近い形になってきている」といっています。戦国時代というのは何か規則で縛られた安定した世界でなく、アクの強い自己主張の強い人たちがどんどん出てくる時代だからです。現在の2024年の世界の様子を見ても、現状変更を試みる動きが活発に行われています。日本国内でも変化が出てきていますよね。事実よりも”主張する事が大事”。主張の中身が通ってしまえば、それで良いという考え方というのは結構怖いなと思いますが、外国はもともとそんなところがあるので、よりその勢いが強くなったんだなと思います。まあ、日本国内の新聞やテレビなんかの報道も結構いい加減ですよね。(ネコケンは事象だけ見て、解説は注意して読んでます。感情が動かされたら操作されたと考えています。)

 

既にテレビは落ち目のメディアになっていますが、YouTubeのようなメディアも人間が安泰でいらねないかもしれないです。インターネットの発達とAI の発達により、今後は動画を見ながら音声そのものが外国語から日本語にすぐに翻訳されて音声で聞ける時代にしないになってくると思います。そうなると日本の YouTuber は世界のユーチューバーとシェア争いをしなくてはいけない。そういった時代になってくるということで、この表題になっていますが。さらに生成AIとも戦わなくてはいけない。既に動画生成AIができていますね。

さて著者はAI についても面白い考え方をしていて、AI が武力で人類を滅ぼすというわけではなくて、AI が人間を上手に統治するために、「面白さ」だったり、「可愛いらしさ」だったり、「毎日100回更新するマメさ」で、人間が作れる以上に娯楽を人間に与えていく形で上手に統治のではないか。(ネコケンが結構意訳してます)といったくだりがありました。たしかに無駄に戦争して資源や電力といったリソースを減らすより上手に人類をエンタメ等で支配してしまった方がいいかもしれません。

 

未来を想像することは結構、それ自体が楽しみなので、こういったリアルな予想をしてくれる岡田さんの書籍は非常に面白いし、ためになるものだと思います。まだ読んだことのない人は、エンタテインメントとして読むと知らないうちに自分の中に蓄積されていくような感じがすのではないかと思います。

自分が考えてる内容が、実はこの書籍を読んだことを元にして発想されていたりしなんてこともあるかもしれません。既に、ネコケンも以前から自分で考えていたことか、著者がいっていて感化されたことなのかわからない状態になっています。この著者はやはり天才だと勝手に思っています。

 

書籍自体は古いですが今でも通用する凄い本です。是非一読をお勧めします。

 

ーネコケンー

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