デジタル化と末端職員の生き残り戦略

こんにちは!

ネコケンです。

最近、デジタルトランスフォーメーションいわゆるDXという言葉が巷でよく聞かれますよね。ネコケンは、役所関係で働いていますが、当然そういったところにもDXがすすんできています。

入り口から最後までデジタル化した方が断然、間違えも少なくていいですからね。この流れはメガトレンドで戦争でもない限り確定した未来です。いろいろ文句言う人いても確実に進んでいきます。処理スピードも速くなります。わりといい事づくめが多いのですが、何らかの理由で使えない人への配慮が必要になります。(当たり前ですね。まあ、どんな事でも何かしらリスクありますので、そのリスクを軽減できる方法は常に考えないといけなです。)

 

これは多くの人に関わってくるんだなと実感したことがあります。皆さんは、最近ノーコードツールでアプリを作成できるサービスが展開されているのをご存じですか?

よくCMでキントーンとかやっています。これもノーコードツールです。今までは専門業者にお願いして作成してた申請フォームとかアンケートフォームといった事が、外部に委託することなく社員や役所の常勤でも作成できるといった感じす。

システムっぽいものを一般職員が作成できる時代なのですよ。既にホームページ作成ツールなどのCMSなどは、役所でも使われています。自分の担当の業務に関する事を適宜担当者がアップしていますよね。更にそこにノーコードツールで様々な事を、職員が行うようになります。ほぼ、職員全てが準システムエンジニア?とかプログラマーみたいな状態です。いままではIT業界の人達が業務で行えていたことが、一般の人にもできるようになりました。一見とても良い事ですが…。全く触れた事ない人でデジタル苦手な人には辛いでしょうね。現在は、デジタルとアナログが境のない状態になってきています。日常生活の体験の中に当たり前にデジタルが入り込んで必要不可欠になってきている状態です。意識的にデジタルから離れる事は日常の体験を深められないといって良いかもしれません。デジタルに触れるからこそ、アナログでデジタルを補う方法を考えたりします。

さらに、こういったツールを積極的に使える人、生成AIを利用できる人と興味なく放置していた人や不得意で避けて通った人との間で仕事の評価が随分でてくると思います。たまたまネコケンのいる業界はデジタル得意な人が少ないと思いますが、やっぱり少しでもデジタルに触れる事を当たり前と思っていないと、同僚に迷惑をかける時代が目の前にきてしまっている。大変だなぁ。

 

少し話は変わりますが、行政に勤めていいた時に、「システム屋はなんで柔軟なシステムを作らないだろう」とか思っていましたが、たぶん彼らにしてみたら、「お客さん達に、システムでExcelに取り込めるCSVファイルをきちんと出す事ができれば後は、お客さん達がExcelでデータ活用を十分に活用できるはず」と思っているじゃないかなと思う事があります。自分がExcelのパワークエリを利用するようになってCSVファイルをフォルダにいれてExcelのブックに取り込む事で随分データ活用しやすくなっているし、今後の生成AIがくると更にデータの解釈がしやすくなります。もっとも生成AIにどんな性質のデータを与えるのかと考える力は必要ですが。

 

結局、デジタルの下流にいるネコケンなどの末端の職員というのは少しでもデジタルに触れていくのが、安全に生きていく確率を高めていくことになるのかなと思います。昔は、「対人援助職は学歴より生活経験が深い人の方がいい」という謎理屈を、言っていた福祉系の方々がいました。結構、懐疑的な理屈ですが、必要な部分として生活経験が深い人がいいというとなのでしょう。その意味でいえば、これからの時代はSNSにも慣れて動画編集もサクッとできて、ノーコードツールや生成AIも使えるような人、まあなんとなくでも使える、あるいは使った事のある人が仕事を長くできるのかもしれません。リアルでデジタルの敷居を意図的に低くする努力が必要ですね。

 

ーネコケンー