生成AI導入の教科書の書評です!
こんにちは!ネコケンです。
今回は「生成AI導入の教科書」です。
著者: 小澤健祐(著)
出版社:ワン・パブリッシング
となります。
ちなみに、この本は企業に生成AIを導入する際に注意すべき点を教えてくれます。これまでのデジタル変革(DX)がその場しのぎの応急処置的な対応であったことからスタートし、現在は生成AIの導入において考慮すべきポイントを論じています。
導入にあたり、自社で生成AIを開発するか、生成AI開発企業のサービスを利用するか、生成AIが組み込まれたサービスを活用するか、API経由で生成AIを利用するかという選択肢があります。この本はそれらのメリットとデメリットを解説しています。生成AIに未経験の人には少し難しい内容かもしれませんが、既に利用している人にとっては、その普及の将来像を予測するのに役立つ良書です。
この本を読んで感じたのは、生成AIの利用経験があるかないかが、大きな分岐点になるということです。生成AIの使用イメージがある人とない人では、利用のスピードが異なりますし、既に利用している人はさらに効率よく活用する方法を模索しています。結果として、その人の生活や収入にも変化が生じるでしょう。AIの普及によって職業が無くなるのではなく、AIを活用できるかどうかで、就労可能な職種が限られてくると考えられます。つまり、生成AIを利用できない人は、AIとは関係のない職種を探し続けなければならなくなるでしょう。それは今後ますます困難になっていくため、選択肢が大きく狭まると思います。また、AIの活用できる人にとって、AIの活用できない同僚というのはお荷物や時間泥棒といった感覚を持たれるかもしれません。
これからのことを考えると、ネコケンの以前に勤めていた職場の人々のデジタルに対する関心度が足りないと感じます。それぞれの生き方は自由ですが、その生き方が生活面で今後大きな差を生むと思います。
ほんの少しでいいので、ストレスにならない程度の新しい事を毎日取り入れる意識を持って生活すると必然的にデジタル関係にもぶつかるはずです。苦手や興味がなくても意識して学び続ける必要がありますね。最近ではリスキリングと言っていますが、以前の言葉に直すと生涯学習とでもいうのでしょうか?
少しづつ進んでいきましょう!!