nekoken2022’s diary

常勤行政保健師歴28年の経験をもとに、行政保健師向けに役立つ情報を提供するブログです。特に新人~中堅まで気づきにくいけど知っておきたい周辺情報を積極的に発信しています。ぜひご覧ください!

「お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 」を読んで(書評) 保健師看護師福祉職に効く書籍(一般の方にも楽しく読めるおすすめ本)

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1. 一般の人には
-金融リテラシーを身につけるには、もってこいの良書。
2. 保健師には
-学校教育でも金融について学ぶ機会があり、常識として投資が語られるようになってきました。知っておくべき知識の一つです。援助対象者も援助者を逆に評価している事を忘れてはいけません。

 金融リテラシーを学ぶ最良の一冊です!

今回は「お金は銀行に預けるな」という書籍を紹介します。

書籍名:お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践

発売日:  2007年11月
著者: 勝間和代
出版社:光文社

 

今回は勝間和代さんの「お金は銀行に預けるな」を紹介します。


この本は一般の方にとっても非常に参考になる本だと思います。


本書自体の執筆時期が2007年と15年以上前の書籍となってしまっていますが、インデックス投資をすることや、ドルコスト平均法を、この時期から紹介している数少ない書籍だと思います。


皆さんもドルコスト平均法について聞いたことがあるかもしれませんが、新NISAになってからインデックス投資と共にドルコスト平均法の名前をよく聞くと思います。

勝間さんは、本書で2007年からすでにドルコスト平均法の紹介をしており、また2008年に起きたリーマンショック前の書籍であるにもかかわらず、その内容については現在も通用する内容だと思います。もちろん日経平均や為替などは当時のものなのですが、おそらく最新の情報に置き換えれば、すぐに新しい書籍としても通用する素晴らしい内容の本だと思います。


さて、この本の一番の要はやはり金融リテラシーをつけてもらいたいという点でしょう。


具体的な内容に関しては本書に入れるとして本書の初めにあるように、この書籍は「資本主義社会に生きている以上、金融に対する健全な知識を持たないまま生きるということは、ゲームのルールを知らずに試合をしているのと同じことを意味します。」と注意喚起をし、また「金融の知識を上手に活用していけば、労働からの収入と金融からの収入のバランスをうまくとることができる。現在、社会人の誰もが課題と感じているワークライフバランス元上下に努めることができるのです。」と述べてくれています。


特に最近は急激な円安が進み、また少し円高に触れているような状態です。
マスコミは、円高の時は円高が悪いといい円安になったら円安になったで悪いといい。それものどちらにしても政府が悪いというような変な報道をしているのが非常に気になっていましたが、本書では円高と円安についてもつまり金利やかわせについても分かりやすく紹介してくれています。本書を読むことでお金に稼いでもらうという真の意味が理解できると思います。

ネット証券も増え、現在では外国の投資信託も購入しやすい状況となりました。禁輸リテラシーをつけるためにもまず読むべき書籍だと思います。
本書は図書館でも借りられるので、是非読んでみてはいかがでしょうか?

 

勝間和代さん自身は現在はテレビからは身を引いていて、 YouTube にて発信をしています。私も彼女の YouTube は毎回見ておりますが、自分の足りない視点について補うのに大変役に立っています。特に女性にはこの YouTube チャンネルも合わせてみてもらいたいと思っています。また、多数の書籍も執筆しているので参考になると思います。

保健師視点では?

保健師にとってなぜこの本が参考になるかというと以下の点になります。

 
1.現在の援助対象者が、働いている女性や働いていた女性が多くなり、昔のような専業主婦よりも多くのスキルを身につけている方が多くなった点。
2.高校でも金融教育が始まっているので、もうそろそろ援助対象者として金融教育を受けた。年齢層の人たちが出てきているということ。
1については、文章にうまく書きづらい点もあるのですが、ほんの25年ぐらい前まではたとえ男性が援助対象者として登場しても、平日働いているので保健師は、なかなか接点が持てなかった。そして現在共働き世帯が増えているため、働いている女性にも接点が持てない事が多くなっています。また仕事をしている女性が多くなっているので、仕事で培っている社会常識もあり、援助対象者に保健師の社会常識のレベルを逆に査定をされてしまっている点です。この辺は差別するつもりはないのですが、私の文章が差別的な文章になってしまっていたらすみません。そのような意図はないです。


つまり、保健師はある程度社会的な変化や世の中の動きといったものを知って、その時代に合わせた知識というものをきちんと身につけていく必要があります。これは以前から私の持論でもありますが、保健師は援助技術のみを学ぶだけではいけません。むしろ広範な知識も必要で、その知識をどう援助技術に変えていくかという視点が重要なのです。
その点、著者の勝間和代さんは意外にも依存症の視点をよく理解されていて、YouTube などで拝見していてもよく勉強しているなと思うことも多々あります。
これからも参考していきたい方だと思っています。

ーネコケンー

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