エモ消費の書評です
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こんにちはネコケンです。
今回は、
エモ消費 著者/編集:今瀧健登(著)
出版社:クロスメディア・パブリッシング
です。
この本は、”Z世代の特徴を踏まえどういった方法で購買意欲をもってもらうか”についてまとめられてます。
では、いつものように出版社からの引用をします。
これで大体の要旨まとめられてるんだよね。
少し省略して記載します。↓
「Z世代の企画屋」が世代を超えて商品を拡散させる方法を解説!
◆いま、さまざまな場面で耳にする「Z世代」という言葉。
少子化の時代に、なぜ彼らに注目する必要があるのか。
◆本質は、彼らの消費を増やすことではなく、その拡散力にある。
SNSネイティブであるZ世代に受ける発信をすれば、全世代にクチコミが拡散していく。
しかし、「商品の良さ」をアピールしても、物質的に満たされた世代には刺さらない。
キーワードは「エモ」。
◆「商品を使うことで感じる幸せ」を想像させることで、ハッピーな共感が広がっていく。
どんな業界でも、商品を問わずに応用できる、まったく新しいマーケティング理論。
↑
とあります。よく書評などでまとめ的に述べてる方もいらっしゃるけど、僕はそれはやりません。
本の楽しみがないと思いますので。
で、僕は、この本の中で”Z 世代の特徴がどんなものか”を知りたいと思い読みました。前回の Z 世代を扱った書籍と同様、Z 世代の共通した特徴を捉えてくれています。
Z 世代を分析した本に共通していることとして、Z 世代は一つのブームではなくて、各々グループ的な多発的にいろいろなブームが起こっていることなので、昔のような大きなマーケティングができない点が特徴です。
そして”Z世代が商品を購入するキーワード”として”エモい“という言葉があります。すなわち他者とのコミュニケーションの間で起こる、あるいは何かを見て気持ちのいいものなどを想起させるようなものが“エモい“という言葉につながっているように思います。
なので、この“エモい“流行は、あちこちで起きている。そのグループで流行っているものになっているようですね。実際、この世代と話していると、”あのグループで流行っていることは、このグループでは聞いたこともない”といった極端な反応があった事をおぼえています。
その点はとても勉強になりました。
僕は職業柄、人の病気に対する心配や、死の恐怖などを時に扱う仕事をしているので、よくZ 世代でも、健康教育的?な視点で関われるということが理解できました。特に Z 世代の特徴として”失敗したくない。”あるいは”きちんと調べていく”といった点があるので、きちんとした情報の場所を示すことが重要なのだと思いました。この世代は、自分で考えてくれるのではないかなと思います。
健康教育的な普及啓発のような情報発信は、ある程度信頼性が高い情報が存在している場所を示し、それに早く到達できることをどうアピールすることが大事なんだなと改めて思いました。
人間の心配というのは、世代が変わっても大きくは変わらないものなので、生きてる限り無くすことができないものは変わらないと思いました。
実際にどう商品を宣伝していくかは、この書籍のマーケティングの仕方などは、実際に商用で儲けることを考えている人たちにとってはとても参考になると思います。また、健康教育的なことを行っている職業の人たちにとっては、世の中の世代の違いがどうかという事を踏まえていく必要があるなと思います。
これも、おすすめの本ですね。