第3回データ数を数える関数 VLOOKUP関数(保健師、看護師、福祉職のためのExcel講座:関数編)

★必ず知っておくべきVLOOKUP関数

【目次】

ExcelのVLOOKUP関数は、表の特定の列から値を検索し、対応する値を返すために使用される関数です。突合させるための関数と覚えてください。

 

実際に例を示しながらVLOOKUP関数を学んでいきましょう!

現場でよく利用される場面の、地区担当表と町名を突合させる方法がよいでしょう。

 

1地区担当表と町名を突合させる

以下の表を使い突合させます。

D4セルにカーソルを合わせてください

ここから関数を入力していきます。必ず半角にしてください。

D4セルに”=”を入力⇒vlまで入力すると候補がでるので選択します。

次に参照する表を選択します。(参照する表は別のSheetに作成していても構いません)

$マークを付け、参照する表の範囲を固定する(絶対参照させます)↓

2は参照する表の2列目の意味。2列目を参照します。↓

完全一致を選択します↓

上記のようになったらTabキーで決定します↓

以下新宿1の地区担当の四谷さんが突合され表示されました。

マウスを左クリックを2回すると表のしたまで自動で入力されます。↓

上記で完成です

どうでしょうか?とても便利です。

ネコケンは、この関数を知らなかったら”うつ”になって病欠していたかもしれません。職場異動で高齢者の介護予防の業務を行っなったことがあります。数千単位のデータを突き合せなくていけない事がありました。当時、同じ係の新人君だけがVLOOKUP関数を知っていて教えてくれました。(今ならAIに聞けば教えてくれますが…)

皆さんも今の職場がExcel技術がローテクで対応できていても、異動先で滅茶苦茶Excelを使う場所にいくかもしれません。事前に用意しておきましょうね。

 

さて、なんで$マークを使い絶対参照させるかの解説は以下です。

2絶対参照とは⇒参照先がズレたりしないように固定するため

ここに以下のようなVLOOKUP関数を用意しました。

(例)

=VLOOKUP(A2, $E$2:$G$100, 3, FALSE)

この例では、セルA2にある値をE2からG100までの範囲(絶対参照を使用)で検索し、3列目の値を返し(突合せ)ます。完全一致検索を行うために`FALSE`が使われています。

 絶対参照の使用

VLOOKUP関数で絶対参照を使用することで、検索範囲がコピーまたは移動しても変わらないようにします。これは、特に大きなデータで関数を繰り返し使用する場合に有効です。(参照先の表も同時に移動したりしないように、固定しておきます)

 絶対参照の設定
-絶対参照を設定するには、範囲のアドレスにドル記号($)を列と行の前につけます。例:`$E$2:$G$100`

ショートカットキーでF4キーを使うととても便利です。

なぜ絶対参照を使用するか
- 関数をコピーまたはドラッグして他のセルに適用する際、参照範囲が変わらないようにするためです。逆にいえば絶対参照しないと、参照先のセルが移動してしまいます。

 

大体、以上になります。

念のため第4回でVLOOKUP関数も利用したExcel差し込み印刷も例として載せておきますね。

 

ーネコケンー

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