生成AIの活用方法について(保健師、看護師、福祉職のためのExcel講座)

生成AIを活用しよう

【目次】

こんにちは!

今回は、生成AIを どう利用していくかをお伝えします。

あくまでも ネコケンのやり方だったりするので 他の人はもっと色々と考えているかもしれません。 

【具体例】

①エクセルの関数を聞いてみる

エクセル関数は、Google検索をする場合、名称がわからないとちょっと困る事があります。

そんな時は

・ 空白のセルを数えるのは どんな関数があるの? とか

・突合させる関数はどういうのがあるの?

とか聞くと具体例も教えてくれます。

もっと複雑な場合には

例えば

〇年齢が 6歳以上で かつ 港区に住んでいる人の数はどうやってカウントするの ?

生成AIの回答は

エクセルで「6歳以上で港区に住んでいる人の数」をカウントする場合、`COUNTIFS`関数を使用すると効果的です。この関数を使えば、複数の条件を同時に満たすセルの数を数えることができます。

 

仮に年齢が列Aに、住所が列Bに記載されているとします。その場合の`COUNTIFS`関数の使い方は以下の通りです:

 

=COUNTIFS(A:A, ">=6", B:B, "港区")

 

この関数では、

- 列Aに年齢が記載されており、その年齢が「6歳以上」であるセルを数えます(`A:A, ">=6"`)。

- 列Bに住所が記載されており、その住所が「港区」であるセルを数えます(`B:B, "港区"`)。

これにより、両方の条件を満たすセル、つまり「6歳以上で港区に住んでいる人」の数がカウントされます。

と答えてくれます。

ネコケンは、ずいぶんこのやり方で助けて貰いました。

 

②パワークエリのやり方を聞いてみる

今回ブログで、パワークエリの記事を多く書きました。ほぼ仕事でやった内容ですけれども、実際の仕事をするにあたってパワー クエリの使い方が わからないことが多かった中で上記のように「エクセルのパワークエリを使う場合に、どうすれば良いの?」とか質問を随分しました。それにより Google 検索をする時間がずいぶん 節約されました。Google検索で適切な記事を見つけるのは、割と時間がかかりますからね。生成AIなら疑問点を何度も聞けます。直接教えてもらえるのは、とても助かりました。また引用元も示してくれる生成AIもあります。

 

③マクロの記録で原案を作成し、それに付け足すマクロを作成する。

保健師統計(いわゆる月報)ですね。行政保健師なら逃れる事ができない面倒臭い統計です。Excel入力することでかなり時間短縮できるようになります。

ネコケンは、Excelで作成した統計を、保健師全員が入力するExcelブックの自分のシートの集計表には毎月、マクロでコピペして転記しています。その基本ベースのマクロは生成AIで作成しました。

基本ベースの作成は、月の集計用シートのセルの値を月報の所定のセルにコピペするために簡略化して以下のように生成AIに頼みました。

Sheet1のA1セルをSheet2のF5セルに貼り付けるマクロを作成して。

(回答)

Sheet1のA1セルをSheet2のF5セルにコピーするためのExcel VBAマクロは以下のようになります:


Sub CopyA1ToF5()
    ' Sheet1のA1セルの内容をSheet2のF5セルにコピー
    Sheets("Sheet1").Range("A1").Copy Destination:=Sheets("Sheet2").Range("F5")
End Sub
 

このマクロを使用するためには、Excelでマクロを有効にし、VBAエディタ(開発タブの「Visual Basic」をクリック)で新しいモジュールにこのコードを貼り付け、実行します。これにより、Sheet1のA1セルの内容がSheet2のF5セルにコピーされます。

 

上記のようになります。

ちなみに  ' Sheet1のA1セルの内容をSheet2のF5セルにコピーの部分は コメントです。

  Excel VBAVisual Basic for Applications)におけるマクロのコメント(説明文)は、通常、シングルクォート(')で始めることで記述します。行の先頭に置くのが一般的ですね。

マクロについて、このブログの知識があれば例え1回で理解できなくても質問を変えて何度も生成AIに質問できます。ネコケンは、このあと「セルの範囲A1:B2をコピペして~はどうしたらいい?」と更に不明点を聞いていきます。

 

このマクロを利用してコピペマクロを作成するのに、隙間時間を使って3時間位かかりました。毎月の転記をした際に転記の間違いなどして修正する時間を考えると、それでも楽ですね。また年度末にもちこすと、どうなるか行政保健師にその苦しさは良く分かっていると思います。

 

今後、行政の中でマイクロソフトの生成AIが標準的に利用できる時が5年以内位には来ると思います。その時はExcel以外でもいろいろな使い方ができます。皆さんが考えている以上に役に立ちますが、あくまでも人間が主体でAIはアシストです。が、その時は、仕事に求められるスピードは今以上になります。

スマートフォンでも生成AIには触れる事ができます。できるだけ今のうちに慣れておく事を勧めます。

 

ーネコケンー

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