保健師が読むメリットは
-相談技術の向上する方法を知る事ができます。

- 書籍「否定しない習慣」を紹介します
- 「否定しない習慣」で人間関係がガラッと変わる?
- 1. なぜ「否定しない」だけでうまくいくのか?
- 2. 「否定しない」習慣がもたらすメリット
- 3. 「否定しない」の具体的ステップ
- 4. 否定しない姿勢がもたらす“心理的安全”
- 5. 否定しない習慣を身につけるヒント
- まとめ:まずは「気づくこと」から始めよう
書籍「否定しない習慣」を紹介します
今回は、書籍『否定しない習慣』を取り上げたいと思います。著者の林健太郎氏は2010年にプロのコーチとして独立し、多くの経営者やビジネスリーダーと向き合ってきました。その経験を通じて導き出したのが「否定しないコミュニケーションが最も効果的」という結論です。
保健師が対象者と面接をする際にも、この考え方はじゅうぶん応用できるポイントがあるため、この記事では本書の概略をご紹介します。興味のある方はぜひ手に取ってみてください。
「否定しない習慣」で人間関係がガラッと変わる?
「援助対象者や相談者との間で、怒らせることなくスムーズに話を進めたい」――そんな悩みはありませんか?
実は、人間関係を劇的に好転させるシンプルな習慣があります。それが「否定しない」ということです。
「褒める」「肯定する」「叱る」――よく耳にするアドバイスはいろいろありますが、著者によれば、たったこれだけ(“否定しない”)で、仕事やプライベートにおける多くの対人トラブルが解消する可能性があります。特に、保健師の申請業務など相手の気持ちに配慮する場面で、思わぬ力を発揮するかもしれません。
1. なぜ「否定しない」だけでうまくいくのか?
人間関係における「否定」とは、直接的な「そんなのダメだ」「あなたが間違ってる」という言葉だけを指しません。
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相手の話を最後まで聞かずに遮ってしまう
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「でも」「だって」という言い回しで相手の意見を打ち消す
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ミスや失敗をことさらに責める
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真剣に相談してくる人に対して適当にあしらう
こうした行為も広い意味で「否定」にあたります。
相手が一生懸命伝えようとしている想いを、無意識のうちに打ち消してしまうと、信頼関係は崩れ、人間関係がギクシャクしてしまうのです。
2. 「否定しない」習慣がもたらすメリット
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相手に好かれやすくなる
「一緒にいると落ち着くな」と思われやすくなり、人間関係の居心地が向上します。 -
自己肯定感が高まりやすい
否定されないことで、相手は「自分が認められている」と感じやすくなります。子どもや部下の育成にも非常に有効です。 -
深いコミュニケーションが増える
「否定されない」と分かると、本音や弱みを打ち明けやすくなり、自然と対話の質が高まります。 -
失敗を恐れなくなる
ミスや挑戦に対する“叩かれ”が減るため、自由に行動しやすくなる。結果的に成長が促されるのです。
こうして見ると、どれも「相手の気持ちを尊重する」姿勢がもたらすメリットです。
保健師として援助対象者の生き方を見ていると、「このままでは問題が起きそう」と感じる場面もあるかもしれません。しかし、相手には相手なりの理由があります。「否定しない」習慣は、相手を丸ごと受容し、ラポール(信頼関係)を築くうえで大いに役立つはずです。

3. 「否定しない」の具体的ステップ
「でも、どうやって否定をやめればいいの?」と思う方も多いでしょう。以下のステップを意識してみてください。
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相手の言葉を最後まで聞く
つい口をはさみたくなっても、ぐっとこらえて最後まで待つ。途中で遮ると、相手は「否定された」と感じやすいのです。 -
“でも”“だって”を使わない
反射的に「でもさ…」と言いがちな方は、別の言い回しに置き換えてみましょう。
たとえば「なるほどね、そういう考え方もあるんだね」と、一度は受け止める形を意識して。 -
“相手のため”を免罪符にしない
「あなたのためを思って言うんだけど…」という前置きからの説教は、実は相手にとって否定と同じくらいキツい場合があります。
正論でも「責められている」と受け止められやすいのです。 -
相手の立場をイメージする
何か意見するとき、「自分だったらどう言われたら受け入れやすいかな?」と想像してみてください。
「いま、こう感じてる?」と質問で確認しながら話を進めると、相手も納得しやすくなります。

4. 否定しない姿勢がもたらす“心理的安全”
「否定しない」コミュニケーションは、いわゆる“心理的安全性”を高めるカギでもあります。職場や家庭で心理的安全性が高まると、
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互いにアイデアを出し合いやすくなる
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ミスや間違いを責められる心配が減り、積極的に行動できる
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小さな問題の段階で相談しやすくなり、大きなトラブルを防げる
このように、組織や家族、あらゆる場面でプラスの効果が期待できます。
5. 否定しない習慣を身につけるヒント
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少しずつ変えればOK
「絶対に否定をゼロにするぞ!」と意気込まなくても大丈夫。最初は気づいたときに立ち止まるだけでも、かなり違ってきます。 -
傾聴の技術
“うんうん、そうなんだ”と頷き、相手の気持ちを要約して返す「オウム返し」は効果的。言葉をそのまま繰り返すだけでも、相手は「聞いてくれている」と感じやすいです。 -
イエスバットではなく、一度受け止める
「うん、なるほどね、そういう考えもあるんだね。その上で……」のように、まず肯定的に受け止めてから意見を伝えてみてください。
まとめ:まずは「気づくこと」から始めよう
この書籍の内容は一般の方向けに書かれていますが、保健師としての面接技術やコミュニケーションにもしっかり活かせる要素があると思います。
対象者との調整や関係機関との連携を円滑にするうえでも、「否定しない」姿勢が大きな力を発揮するでしょう。
実際、普段の人間関係でも意識することで、意外なほど雰囲気が変わることを実感できるはずです。
もし、「相手との会話がぎこちない」「イライラさせてしまってるかも」と感じるなら、まずは自分の言動に“否定”が混じっていないかをチェックしてみてください。少しずつ修正を重ねていくことで、コミュニケーションの質がぐんと高まります。
援助対象者はもちろん、あなた自身のプライベートでも「否定しないコミュニケーション」は大きなメリットをもたらしてくれるはず。よかったら、ぜひ今日から試してみてくださいね。
(ネコケン)
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