❣️【チャチャっと読後書評】❣️「マンガでやさしくわかる知識創造 」を読んで

「マンガでやさしくわかる知識創造 」を読んで

今回「マンガでやさしくわかる知識創造 」を読みました。

出版社    日本能率協会マネジメントセンター
著者    西原(廣瀬)文乃

 

本の内容を短く要約すると「みんなで共有したい知識を、熱意と理論と手順を踏んでみんなハッピー、しかも共有知識も常にみんなでアップデートするよ。その方法をみんな学んでね!!」ってとこかな。

例えばDXってデジタルトランスフォーメーションの略ですが、このトランスフォーメーションって実は人に対しても当てはまるんですよね。人々が良いものを共有して一般化していく方法にも通じるかもしれません。そんな人を巻き込む方法の理論をわかりやすく説明してくれています。

具体的な書評を書くと、この本は知識創造理論について漫画で分かりやすく解説してくれています。正確に言えば、漫画で実際の状況を想定して、それを補強するように解説を入れてくれています。


この本を読むと、改めて日常には、新しいアイデアや知識に溢れているんだなと思います。「知識創造理論」は、それを面白く教えてくれます。この理論は、新しいことを学んだり考えたりそしてそれを共有化するプロセスがどういうものかを解説してくれます。またSECIモデルも重要です。このモデルは、共同化、表出化、連結化、内面化の4つのステップで、私たちがどんな風に新しい知識を生み出して社会レベルへ共有し、さらに内面化により再び個人へ落とし込まれるかを説明してくれます。(ちょっと一言では難しいm(_ _)m)
例えば、友だちと話すことで新しいアイデアが浮かんだり、趣味を通じて新しいことを学んだり、それを日常生活に取り入れたり。同じ推し同士が集まり、みんなで一緒に大きなことを成し遂げるなんてもの当てはまります。

学んだことや新しいアイデア、それを友達や同僚と共有することで、もともとの考えがどんどん大きくなっていく方法論も教えてくれます。

ただ、実際の困難は、自分の頭の中にあるアイデアを言葉にして人に伝えるって、想像以上に難しいし、みんなで話し合いながら意見の衝突とか、方向性の違いとか、そういうのが難点かな。多くの組織でこの辺りを解決する方法を様々な方法論を模索しています。

 

もちろん本書では、そこをうまく乗り越えるプロセスや方法論も明快に示してくれす。実際、成し遂げれば、凄い満足感が得られると思いました。そういった意味では、この書籍は個人の夢を叶えるだけでなく、組織論という観点から見ても面白いと思いました。


簡単に読めますので是非一読してみると良いですよ。

 

ーネコケンー