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書名:リーダーの気くばり
著者/編集:柴田励司(著)
出版社: クロスメディア・パブリッシング
です。
出版社の書籍紹介がちょっと気に入らないので載せません。そのまま僕の感想というか書評へ。🙇♂️
この本はリーダーが読むための本です。だからリーダーでない人が読む場合には“自分がリーダーになったつもりで読む”必要があります。(結構、学びありますよ!)
この本は”気くばり“にフォーカスを当てています。気くばりと言うと日本人の我々には「今更?」となりますが、むしろ”これからの時代により重要になる“と分かります。というのも多くの人がAIを利用する時代になることで、人に対して“気くばりをしなくなる人たちが多くなる可能性“があります。僕も生成 AI を利用している時に「他人に対して、AI に接するように接する人たちが出てくるかもしれない」と思います。
また、この本が“リーダー向けに書かれている点“から考えると、多くのリーダーが今でも、気くばりが十分にできていないのだろうと感じました。つまり「“気くばりの力がないリーダーは、今後リーダーになり得ない時代”がもうすぐそこまで来ている」、そう考えてもいいのかもしれません。著者がこの本を書いたのも、そういった危機感を持ったからではないでしょうか。
細かい内容については本書を読むことを勧めますが、”気くばり”以外でただの人のネコケンが、特に”面白いな“と思ったのは著者のような有能なリーダーでも”いわゆる面倒くさくてやりたくない“ということがあるんだなと思いました。その対処については、特に特別なものではなく、実用書などを読んでいる人たちにはわかるような内容になっています。特別なことでないと思うかもしれません。でも、自分のやり方にあった方法が見つかると成果を上げられるのだなと思います。また、アウトプットをとにかく増やしていくということもとても大事だと伝えてくれています。
副業している人や個人事業主の人は特にリーダーをやっているつもりはなくても、必然的にリーダー的な役割が求められることも多いと思います。そういった意味では本書で述べられている”気くばり“を自分ごととして、きちんと捉え考えていくことで、より高い成果が得られるのかもしれません。おそらく売上にも影響がでてくると思います。
ぜひ一読してみることをおすすめします。
-ネコケン-