❣️【チャチャっと読後書評】❣️史上最強の人生戦略マニュアルを読んで

看護職にもオススメ

この本は人生において自分が望む事を実現していくことを、「どうやったらできるのか」を教えてくれている本である。

 

そのやり方については、とても納得のできるものであった。基本的には外部環境に対してというより、“原因の多くを自分に求める“ということである。それは“ある事象が起きた時、自分がどういう風に考え、どういう選択をしていくかということ“である。この考え方には返報の法則と言って、“必ず何かを選択する事は、その選択が本人にとって、何か利益がある“という事が根拠になっている。その決断の連続が将来破滅的であっても、その人なりのメリットがあるのだ。だからその決断の仕方に変化をもたらす必要がある。

 

もちろん、外部環境を変える努力をしていけないというわけではない。必要ならば外部環境を変えるようにしていくべきだ。ただ、その前に“自分自身を見つめて決断や行動をする時の基準を明確にしていくことが大切“である。それは自分が無意識で当然のように行動している内容にまでさかのぼっていく事、そこまでを調べていくのである。

 

自分も対人援助職として色々な人と関わりがあるが、やはり“不幸になるパターン“というのがどうもあると以前から感じていた。なので、その人たちと同じような行動を取らないということが一つ大事なことなんだと思っていた。

 

この書籍は当然そのような観点も持っている。なので、ドメスティックバイオレンス性的虐待といった内容まで踏み込んで話があった。実際にそういった人たちがこの書籍に書いてあることを意識することが大事であるが、一番大事なのはまずは援助職や医師などときちんと相談して進めていく伴走者がいるべきである。

 

この書籍を読む場合は、以前ネコケン紹介した依存症の本(

nekoken2022.hatenablog.com

)もこの内容に通じるところがある。

 

本書の巻末の方には“成功する行動はどういったものか“、成功したければ成功する行動を真似していくということが必要であると言及されている。上手く行う事ができれば多くの事が成し遂げられるかもしれない。

 

この本は、外国の本で若干読みにくさはあるが、僕の場合はTalkBack 機能を使って音声でこの本を聞いて読書の代わりとした。

 

この本も読む価値のある良質の書籍である。もしあなたが看護職の方であれば、働き始めて4年目の中堅クラスの仲間入りにした頃に、看護の質を高める為に読むのも良いと思う。