❣️【チャチャっと読後書評】❣️リテールメディアを読んで

リテールメディアって

今回読んだリテールメディアという本は若干難しかったです。

普段、接しない言葉だからというのと、概念がスッと理解できなかったのが原因です。概念わかっていると、それなりの速さで速読できるけどこれは無理。なので読み方としては、第3章からスタートして、後から第1章と第2章を読み進めていくとスッキリします。


さて、このリテールメディアの概念を簡単に説明すると、
”宣伝上手な小売り店が、自分のとこだけで販売促進をするだけでなく、製品メーカーから広告費をもらってメーカーの製品の売り込みしてあげる”って感じ。
もっとぶちゃけると
商売人A:「お前のとこの商品さぁ、俺がもっと上手に売ってやるから金出せよ。」
メーカーのBさん:
「えっ?金出して広告だすんだから、売れなきゃもう、広告用の金はださねぞ。今まで通りの関係性でいくぜ」
って感じで、広告が上手くいって、商品が売れれば、
メーカーBさん:「おー、上手く売ってくれたね、じゃ追加で金だすからもっとお願いするよ。ついでにどんな客が買ったか教えてくれ、それに合わせて商品つくるぜ!」
商売人A:「OK、こんな客が買っていったぜ、もっと金だしてくれれば、その金でデジタル化して顧客デーの属性も教えられるようにしてやるよ。」
といって、商売人Aの広告技術は洗練されていく。

そして少し時が経ち…
商売上手のAさんの評判を聞いた商売人Cさんが、


商売人Cさん:「Aさんとこ広告技術すげーなぁ!こんどうちにもその技術を教えてくれよ。」
商売人Aさん:「お、いいぜ。そのかわり教授料は、しっかり貰うからよ。」
そうして、いつしか商売人Aさんのもうけは”小売販売”<”販売促進のための技術教授料や広告料からの収益”
となるのであった。
といった感じです。

この書籍は上記のやりとりをより事実の基づいて、解説をしてくれる書籍です。

で、表題のリテールという意味は”小売り”のという意味でメディアは”媒体”という意味です。小売業による広告媒体と捉えて、この市場が急速に米国で拡大し、かつ、日本でも以前から実施されていたものも含めた総称として用いられているようだ。


リテールメディアは、実体店舗を持った小売業者にとってはとても有効な手法で、地方などの地方で地域に根差した大手でない小売店が地域に多数存在しているような場合は、リテールメディアを充実させるための業者も出てきているようです。

実際の手段の一例は、小売業で行っているアプリやデジタルサイネージによる広告の中で、自社の商品をたくさん購入してもらいたい業者が広告費用を払ってより効果のある広告を小売業の行っている媒体の中で行います。

 

ネコケンは元々、お役所勤めの人間でしたが、このリテールメディアの本を読んで、自分がしていた仕事は、体面で健康教育を行って、チラシ作成したり、HPに掲載したり、ラインやXに投稿したりしていました。でも、バラバラで統一感ないんですよね。何が効果あったかもわかりにくかった。でもこの書籍を読んで、”自分の職種の一番の強みは体面で対象者と話しができて、他の事業でも体面が多く、対象者のライフステージにしたがって話もできる。そこから一歩進めて、”デジタルとリアルの境をなくす”意識でもっと関わると、以前より高い質の仕事ができたかもしれない”と思いました。後輩と話したりする機会はまだ割とあるので、退職したとはいえ、仕事の話としてしていきたいと思います。